読書メモ:『リモートワークの達人』
この本を読む前の自分へ
この本の対象読者は以下のような人だと思う
リモートワークを導入しようか悩んでいる人
リモートワークを推進したい人
リモートワークに不安がある人
リモートワーク時代のマネージメント・採用に関するノウハウが知りたい人
だから,いまリモートワークで問題なく働けている君にはあんまり必要ないかも
「リモート時代の人材採用」だけは関係ありそうだから読むといいかもね
以下メモ
リモート時代の人材採用
リモートワーカーは人柄が大事
「リモートワーカーは会う機会も少ないし,イヤな奴でも仕事が早ければいい」という考えは「ものすごく,まちがっている」
リモートワークでは距離を克服するための良質なコミュニケーションが重要
前向きな人間を集める
相手を思いやり,チームの雰囲気を盛り上げてくれるタイプの人が必要
「いやな言葉」,「感情的な対立」,「悪いムード」を徹底的に排除することが大切
文章力のある人を雇う
「スマートな問題解決や最新のデザインは技術と人生経験の交わるところに生まれる」
- 仕事ひとすじの社員はいらない
社員が活動の場を広げられるように会社が協力する
- 例: 旅行券の配布,趣味の後押し(支援金)
適性検査やなぞなぞでは候補者の能力を測れない
- プログラマーならコード,デザイナーならデザインを提出してもらう
読書メモ:『エンジニアの知的生産術――効率的に学び,整理し,アウトプットする』
この本を読む前の自分へ
- 君がなんとなく知ってることが,ちゃんと根拠ありで説明されているよ
- 読んだり聞いたりしてもすぐ忘れちゃう君には第3章が有用だと思う
- 色々な「知的生産術」が紹介されているけど,筆者も言ってるように好きなところから始めればいいと思う
- やっぱり繰り返しとかアウトプットとかが大切らしいよ
以下メモ
はじめに
- 知的生産とは何か
- 知識を用いて価値を生み出すこと
- プログラミンや執筆
- 知識を用いて価値を生み出すこと
- 本に書いてあることを知っている程度では弱い
- 本に書いてあることを咀嚼して自分が直面している課題を解決することが大切
- 「 情報収集・モデル化・検証」の繰り返しを通して学ぶ
- 情報収拾: コードリーディング,写経
- モデル化: 複数のコードを比較して,パターンを見出す
- パターンを発見することとモデル化の違いは?
- 検証: パターンを発見したら,その仮説が正しいか検証する
第1章 新しいことを学ぶには
- 知りたいところからやると,やる気が出るから良い
- 情報収拾の3つの方法
- 大まかに把握するの大切
- 書籍とかリファレンスなら目次から読む
- 抽象化とは具体的な対象から重要な部分だけを抜き出すこと
- モデルとは現実の複雑なシステムから重要な一部だけを抜き出したもの
- コードに書いてあるのは現在のhowだけ
- 過去の話やwhyはコメントやコミットログ,メーリングリストにある
- 経験がないまま抽象的な概念だけ学んでも身につかない
- 抽象的な概念を学んだら3つの視点からチェックする
- 自分の言葉で説明できるか?
- 自分の経験に基づいた具体例をあげることができる?
- 自分の目的を達成するためにその知識を使えるか?
- 実際にプログラム組んだり解説ブログ書いたりして検証するの大事
- 「1日前の自分にどう説明するか?」
第2章 やる気を出すには
- やる気がでない人の65%はタスクが一つに絞れていない
- タスクを一つに絞れていない人の76%はタスクが書き出されていない
- GTD(Getting Things Done)を活用する
- やることを全て集めてから処理する => 収集フェーズと処理フェーズ
- TODO管理はTODOかどうかの判断が必要
- 「不確かなときは楽観的に」
- 悲観的な勘違いは気づけない
- 楽観的な勘違いは気づける
- 「緊急性・重要性」の二軸でタスクを評価する(『7つの習慣』)
- 「緊急」はすぐに対応する必要があるもの
- 「重要」は「個人のミッション,価値観,目標達成に結びついているもの」
- 「2: 緊急かつ重要なタスク」が最優先
- でも1ばかりやっているとタスクに追われるだけになってしまうので,「2:重要だが緊急ではないタスク」に投資すると良い
- 2に時間を割くために「3:緊急だが重要でないタスク」か「4:緊急でなく,かつ重要でないタスク」にNOという必要がある
- 優先順位付けはやっぱり難しい
- 評価軸が複数
- 不確実性
- 無理してやる必要ない
- 目の前のタスクをこなしながら,自分の好きなことやりたいことを決めていけばいい => 「重要」 の軸が徐々に明確になる
- やる気・集中力には限界があるのでタスクは極力小さいくする
- ポモドーロテクニック(前提: 25分 = 1ポモドーロ)
- 1日分のタスクリストを作る
- タスクの大きさをポモドーロの個数で見積もる
- 1ポモドーロの間はタスクの変更をせずに1つのことに集中する
- もし自分または他人による割り込みが発生したらそれを記録する
- 1ポモドーロ集中した状態を継続できたら,立ち上がって数歩歩くなどして視点を切り替える
- 見積もり能力は見積もり,実行,振り返りをすることで鍛えられる
- ポモドーロテクニックを使う場合は,自分が1日に何ポモドーロできるのか,各タスクが何ポモドーロかかるのかを見積もる
- 1日に4〜8ポモドーロが筆者の限界
- 成果をあげたければ,何に時間を使っているかを「計測」する
- 「目の前の仕事からやる」や「計画する」は後回し
- まとめ
- やる気を損ねる大きな原因はタスクが1つに絞れていないこと
- 1つに絞ったあとにやる気がでないのは,タスクが大きすぎることが原因
- 見積もりができず大きく感じる場合は見積もり能力を鍛える
- 実際に大きい場合には小さく分割する
第3章 記憶を鍛えるには
- アウトプットが記憶を鍛える
- テストして記憶する
- 例えば「1日目インプット -> 7日目テスト」するグループよりも「1日目インプット -> 3日目テスト -> 7日目テスト」グループの方が7日目のテストの成績が良くなる
- 復習大事
- 「A: インプット1回」グループ,「B: インプット4回」グループ,「C: インプット1回思い出し(アウトプット)1回」グループだとCがもっとも正解率が高くなる
- この場合C->A->Bという順で自信度が上がる
- 自分の感覚が信用ならないということがわかる
- Ankiが結局いいらしい
- 記憶に定着させるには復習タイミング,難易度設定,自分で問題・解説を作ることなど,色々あるっぽいが,こういうのをいい感じにやってくれるのがAnki
- まとめ
- 記憶は筋トレと同じ感じで「繰り返し」が大切
- テスト(アウトプット)が大切
第4章 効率的に読むには
- 読書はインプットだけでなく,読みながら自分の知識・経験と紐づけて「理解を組み立てる」アウトプットの意識が重要
- Whole Mind Systemとフォーカスリーディング
- 紹介されてた2つの速読術
- どっちも準備とか計測とか読み方とかダルそうだった
第5章 考えをまとめるには
- まとめ
- レポートやスライドを作成するときは書き出し法やKJ法が有用
第6章 アイディアを思いつくには
第7章 何を学ぶかを決めるには
- 意思決定の正しさは事後的にしかわからない
- まとめ
- 好きなことからやれば良さそう
- 知識を使って価値を生み出したければ「卓越」した人になる